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丸山敬太の徒然なるままに vol.25

2023年09月29日

丸山敬太の徒然なるままに vol.25

推しのいる生活

 

ガスのCMか何かでタクシーの運転手のおそらくシングルマザーと思われる設定で、娘も1人だちしたお母さんが、KPOPのアイドルに心撃ち抜かれて、韓国語の勉強をはじめ、ダンスをしたり、友達も増え、韓国人の旅行者と韓国語でコミニュケーションを取り 、ファンミに行くために韓国への手配をし、どんどん新しい世界が広がって行くという、胸アツなムービーがある。

好きな「推し」が色んな場所の扉を開けてくれる。

 

僕は推される側の人達とありがたいことにお仕事をさせていただく機会に恵まれていて様々なアーティストさん、アイドルの方役者さんなどと仕事をしてきたし、今もしているのだけど、もちろん

彼らは皆素晴らしい才能の持ち主でもあり、僕では考えられないような努力や、悩みや、想いをこえて表現したりパフォーマンスをしたり与え続けてくれる。

 

とりわけ、ライブなどで目の当たりにする奇跡みたいな光景がある。

 

バックヤードでのアクシデントや体調不良などでふらふらの状態で出て行った先に歓声と拍手とすざましいエネルギーに呼応するように最大値のパフォーマンスをする姿や、ひどい豪雨だったのに、その時間だけ光が射す瞬間の、熱狂の中の静けさ。。。

 

全ては放たれて集まっているすごい純粋な「愛」のエネルギーの化学変化で起きるのだと思っている。

 

先日、梅田阪急百貨店と丸山邸で、僕がずっと衣装などを作らせていただいたりグッズをデザインしているアイドル達とコラボしてお財布の受注会をしたのだけれど、いわゆる「推し活」をしている沢山のお客様にいらしていただく機会があった。店頭はごった返してしまうような人の数なのだけれど、愛しかないみたいな、どこか優しくて、節度のある不思議な空気に包まれていた。

 

ときめきや歓びや、あらゆる感情の中にちょっとした「誇り」みたいなものを皆んなが胸に秘めながら、どこかアイコンタクトでお互いを讃えあっているような、なんだか清しい連帯感があった。

 

嗚呼、これがファンとはちょっと違う「推し」ならではなのだなぁと。生きて行くのに「推し」がいると、本当に世界が変わるのだなぁと。

 

自分も数々好きな人や、モノやコトは沢山あるのだけど、なんだか、正しく「推し活」して行きたいなぁとおもう今日この頃。

 

写真は自分がまさに推せる最新で思った

石見神楽のオロチ。。。

(なんのこっちゃ)ですがこの話はまた後日に(笑)