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丸山敬太の徒然なるままに vol.6

2022年02月28日

丸山敬太の徒然なるままに vol.6

眠れぬ夜に….

 

 

春が少しずつ近づいてきて、見上げるとあらゆる樹々の新芽や、桜の花芽が、まだ固いながらも膨らんできていて、梅の花はほころび咲いて、、毎年、忘れずに新しい息吹きを感じさせてくれる。
まだ深夜の外の空気は冴え冴えと冷えていて、吐く息も白いのに、、、、。
季節が巡るとは、なんとも不思議でもあり、規則正しくもあっておもしろい。


最近、実はあまり眠れなくて、困っている。元々ショートスリーパーで眠りというものに、そんなにこだわりも、考えもなく、なんなら、寝なくてもいいやって、思うほどの宵っ張りなのだが、どうやら、最近のこの感じは、ちょっと初めての経験で色々不調にもつながってしまいそうな、いわゆる「不眠症」と言うやつかも知れなくて、それはそれで厄介ではあるが、きちんと専門家に相談して色々対策をたてていこうと思うので、心配をおかけしたとしたらごめんなさい。

 

本来なら夜の時間が大好きで、とりわけ、夜から朝に変わる、青の色が少しずつ変化していくのを眺める時間帯が一番、感覚も冴え渡り、そしてその時間が大好きだったはずなのに、何故か今は少し夜が怖い。そしてそれがせつない。

陽と陰にわけるとすると、夜は本来なら陰であるのだから、よく考えれば、静かに過ごしたり、少しネガティヴな思考になったり、身体を休めたりするのが、当たり前のことだと思う。ただ半世紀近くもいわゆる夜型の人間として生きてきているので、今更、夜が不穏、、、というのも、いささか不慣れで、正直、驚いてしまっている自分がいる。

 

眠れぬ夜に眠るためには、何をしましょうか、、、

好きなアロマの香りを焚き、身体をリラックスさせるためにストレッチをして、静かな音楽を聴きながら、昼間の忙しい思考をひとつひとつ手放していく。

程よく覚醒しないような緩やかな本を読んだり、見慣れた写真集を眺めたりする。キャンドルの光の揺らぎを見つめてみたり、肌触りの良いブランケットに包まれてみたり、ハーブティーを飲んでみたり、、、、多分誰もが経験したことがあるであろう、眠るための努力をしているうちに、皮肉なことに、逆効果で、目が冴えてしまったり、リラックスするために頑張りすぎて逆に疲れてしまったり、、、、なんだかなぁーー。(笑)自分をコントロールすることはなんとも難しい。

 

まわりの友人たちにも、何人か同じように、急に眠れないって人がいて、少しホッともしたのだけど、もしかしたら地球規模で何か大きく流れが変わろうとしているのかも知れないなぁと思ったりもする。

これを機に、朝型にシフトするのも悪くないなぁと朝の光を浴びながら思ったりもする。

今も眠れぬままにこの原稿を書いている。

春が本当に来た頃には、また通常の日々を、もしくは全く新しい感覚を目覚めさせていたらいいな。

地球の裏側は今は朝で、何処かで誰かが起きていると思うとなんだかホッとする。

 

なんかセンシティブになってるな。

パンデミックやはじまってしまった戦争のNEWSのせいかも。。。

 

あまりネガティヴなことは書かない主義だけれど、いつかこの経験が、夜に呑まれてしまいそうな、眠れない不安でもし潰されてしまいそうな、今、ひとりぼっちで闘っている誰かの、少しでも役に立てるようなことになればいいなぁと、 ネガティヴだけどポジティブな、そんな二月の深夜なのでした。