TEXTILE MUSEUM vol.8

2022年04月27日

TEXTILE MUSEUM vol.8

TEXTILE NAME#8 Goldfish Print

 

FEATURE COLLECTIOIN

1997 SS COLLECTIOIN

―Spring Beauty

 

 

IMAGE WORDS OF COLLECTON

 



THE STORY OF TEXTILE

 

今ではKEITA MARUYAMAでおなじみの “和洋折衷”を、初めて表現したのがこのデビュー3年目のコレクションです。季節から感じる昭和の愛らしさみたいなものを表現していて、春は桜の美しさを、夏は清涼感を浴衣やツユクサの柄、今回の金魚柄に落とし込みました。その後、いくつか新しい金魚柄を作りましたが、これが一番最初のものになります。柄の原画があちこち切れているのは、手書きで描いていただいた柄を切ったり貼ったりして、バランスを調整した跡です。この手書きの柄がつながってプリントされ、一枚の布になった状態を想像して調整するのは、とても大変。今のようにパソコン上でチャチャッと位置を変えたりできませんからね。

金魚柄モデル着用photo

この金魚柄は、当時はスーツや日傘、洋服と同じ生地で仕立てた着物を、その後、白地にネイビーの金魚柄でサンドレスや浴衣として復刻したことがありますが、やっぱり最初のコレクションでの、水色の赤のプリントが一番インパクトがあったなと思います。こんな思い切った洋服は、今はもう作れないかもしれません。

当時、ショーに出てもらっていたモデルさんたちも、まだ現役で活躍している方が多くて、見返すと感動しますね。今見てもかわいくて、お気に入りです。このとき打ち出した洋服に下駄を合わせるスタイルが当時すごく流行ったので、朝日新聞に「KEITA MARUYAMA現象」なんて掲載されたのも、懐かしい思い出です。

金魚柄モデル着用photo