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TEXTILE MUSEUM vol.19

2023年03月30日

TEXTILE MUSEUM vol.19

TEXTILE NAME#19 CHERRY BLOSSOMS PRINT

 

FEATURE COLLECTIOIN

2001 SS COLLECTIOIN

―SWEET JET AIRLINES―



THE STORY OF TEXTILE

 “SWEET JET AIRLINES”というテーマで架空の航空会社のシーンからスタートしたこのコレクション。1950年代のアメリカのさまざまなピンナップガールをイメージしたシーンをたくさんつくり上げました。

マリリン・モンローの最も有名な、地下鉄の通風孔から吹き上げる風でスカートがはためくカットをオマージュするために、ステージにお立ち台みたいなものを設置し、モデルの下から風を吹かせたりして、パリコレ史上最大限にふざけたコレクションだって、知り合いに怒られたりもしました (笑)。

エンディングの「Miss CHERRY BLOSSOMS(桜の女王)」というシーンでは、モデルたちがミスコンのように自分の名前のたすきをかけて、桜づくしのスタイルで登場。桜のドレスや水着などさまざまなアイテムに、刺繍やかぎ針編み、プリントなど表現方法もさまざまで、ワシントンなど外国で見る桜をイメージした華やかな趣のステージでした。


今回の「CHERRY BLOSSOMS PRINT」もそのエンディングにつくったひとつ。 KEITA MARUYAMAの桜モチーフのプリントは、日本的な儚いものの象徴としてつくることが多ので、このプリントのように、ちょっとキッチュで、明るく大胆な雰囲気の桜プリントは珍しいんです。



今月発売した新作の「クッキー缶(SAKURA)」で使われているのもこの柄で、2001年のコレクション以来、初めて復刻しました。

   クッキー缶(SAKURA)